診療内容
治療の流れ
1・初診相談(30分)
お口の中の診査と治療についての説明を行い、治療することに決まった場合、治療方針を作成するための検査をします。
2・精密検査(60分)
どうして悪くなったのか、どこがどんなふうに悪いのか、どうしたら良くなるかを知るためには、咬みあわせをくわしく調べなければなりません。そのために、歯の型をとったり、顔やお口の中の写真、頭部のレントゲン写真などをとります。
3・診断(30分)
いろいろな検査結果から、歯ならびの状態、治療計画、治療期間、費用などをお話しします。
4・治療
歯ならびや咬みあわせをなおします。ふつう、1ケ月に1度の来院でだいたい2年前後かかります。1回の治療に必要な時間は、矯正装置を新しく入れたり、新しい装置と入れかえをするときは1時間くらいかかることもありますが、ふつうに器械を調節するだけの場合は15分~30分くらいです。
5・保定
歯ならびや咬みあわせを治した状態を保つ期間です。3~6ケ月に1回、2年くらい通っていただきます。

費用(税込)
- 初診料:
- 3300円
- 検査料:
- 33000円
- 診断料:
- 11000円
- 治療費:
- 385000円(早期治療)
- 770000円(永久歯治療)
- 調節・管理費(来院ごと):
(来院ごと) - 3300円(早期治療および保定)
- 5500円(永久歯治療)
- 治療終了時:
- 55000円(保定装置装着、治療後の検査)
※矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費(自由)診療となります

矯正治療のメリットについて
- お口の中がむし歯や歯周病になりにくい環境となります。歯ならびが良くなることで歯みがきがしやすくなり、歯の寿命を長くすることができます。
- 矯正治療によって咀嚼機能(食べ物を噛みつぶす)が向上し、消化吸収を良くすることに繋がります。
- 口元のラインが整い、見た目が良くなります。笑うときに口元を気にせず自信がうまれます。

矯正治療に伴うリスクについて
2018年に改正された厚生労働省の医療広告ガイドラインでは、自費診療に係るリスクや副作用について情報提供することが求められています。美しく健康的な歯ならびやスマイルには大きなメリットがあることを理解しつつ、すべての医療と同様に歯科矯正治療にも潜在テキンリスクが有ることをご理解していただく必要があります。しかし、これらのリスクは「矯正治療をうけるべきではない」というほど深刻なものではないことがほとんどです。
しかしながら、発生する頻度が非常に少ないことでもリスクの説明をしておくことが求められます。当院で治療をお受けになる場合には、以下の項目についてご説明しています。すべてのリスクや副作用が生じるわけではありませんし、極めてまれなリスクもありますが、記載しておきますのでご理解のほど、お願いいたします。
- 治療の初期段階では矯正装置による不快感・痛み等がありますが、数日間で慣れます。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間を超える可能性があります。
- 装置の使用状況や定期的な通院など、矯正治療には患者様のご協力が非常に重要であり、治療結果や治療期間が大きく影響を受けます。
- 矯正装置のために歯が磨きにくくなります。歯ブラシがきちんとできない場合、新たなむし歯や歯肉炎の発生リスクが高くなります。歯をしっかり磨いていただいたり、むし歯の治療や歯科衛生士によるメインテナンスを受けていただく必要がある場合があります。
- 歯を動かすことにより歯根が短くなったり、歯ぐきが下がり歯と歯の間にすき間が生じたようにみえる(ブラックトライアングル)ことがあります。これは加齢変化に伴い生じることがありますが、特に成人からの治療で起こりやすいとされています。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かなかったり、歯を動かすことで歯の神経が渉外を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属アレルギーの症状が出ることがあります。金属アレルギーをお持ちの方には、予め皮膚科で金属アレルギーの検査をしていただくことがあります。
- 矯正治療中に「顎関節で音がなる、顎が痛い、口があきにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な状況により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 固定式装置は固いものなどを食べるとはずれてしまう可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 必要に応じて歯の形を修正したり、かみ合わせの微調整をすることがあります。
- 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、歯の修復物の一部が損傷する可能性があります。
- 装置が外れたあと、保定装置(後戻り防止装置)を指示通り使用しないと、後戻りが生じる可能性が高くなります。しかし保定装置を装着しても、歯周病、舌の癖(ものを飲み込むときに舌が前に出る癖など)、鼻咽腔疾患等で後戻りが生じることがあります。
- 矯正治療後に、新しいかみ合わせに合った修復物(かぶせ物など)を作りなおす場合があります。
- 治療後に顎の成長発育により、かみ合わせや歯ならびが変化する場合があります。
- 治療後に親知らずや加齢変化により歯ならびが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。